下野新聞 (9月9日 05:00)
【日光】日光観光協会は8日までに、観光客誘致宣伝実務者会議を開き、今秋から今冬にかけて展開する誘客戦略づくりに着手した。紅葉の名所・日光山輪王寺の逍遙園で初めてライトアップを企画するなど「世界遺産登録10周年」を前面に押し出すほか、冬場対策としてイベントの拡充などを試行。「日光の魅力をどれだけ提供できるかがコンセプト」と同協会は話している。
実務者会議では、日光エリアで観光にかかわる団体、企業、個人が出席し、それぞれの立場からアイデアを出し合った。
観光客が多く訪れる秋季は、登録から10周年を迎える世界遺産「日光の社寺」を柱に各種企画を展開。日光東照宮の特別拝観ツアーや日光二荒山神社による文化財の特別企画展のほか、初の試みとして、逍遙園のライトアップを10月24日から11月15日まで実施することなどを確認した。
このほか格安のタクシー観光プラン、農業体験ツアー、スノーシュー体験、恒例となった「鉢石宿のおひなさま」の通訳ガイドプランなどの案が示された。観光協会はこれらのアイデアを吸い上げ、可能なものは商品化する方針だという。
冬場対策としては、既存のイベントを統合するなどして、1日限りの単発型イベントから1、2週間にわたる期間型イベントに衣替えすることも検討。現地で気軽に参加できる「ミニオプションツアー」も季節に合わせた企画を用意する。
「日光エリアの冬の魅力を最大限に発信したい」と同観光協会。スケートや雪、氷など冬の日光ならではの素材を逆に活用することも併せ考え、課題となっている冬場の誘客につなげたい考えだ。
[写真説明]今秋初めてライトアップされる日光山輪王寺逍遥園の紅葉=2008年11月